BOOK2
□蒼曲線
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「優しく頼むぜ…」
「勿論、当たり前だろ」
そう言われた瞬間、ぐっと挿入されて下半身の違和感に襲われる。痛い、物凄く
「いたいっ……!!っ、痛いって…!!!!」
「ちょっマモルっ!!締めすぎ!痛いよっ」
二人で馬鹿みたいにベッドの上で痛い痛いと騒ぎだす。
ギシッとベッドが軋んで、激しい痛み。
「マモルっ…落ち着いて。ゆっくり息を吐いて…っ」
「むりぃっ…っだぁっ」
まだちょっとしか挿入ってないのに、信じられないくらいの痛さに涙しか出ない。
「マモル…っ、はぁ、……大丈夫だよ。」
ぎゅっと優しくフィディオが抱きしめてくれた。フィディオだって苦しいのに…
「はぁ、………っはぁー」
フィディオが抱きしめてくれたからか、やっと落ち着く事が出来た。
ちゅっとフィディオが甘くてとろけそうなくらいのキスをくれて、ゆっくりゆっくり俺の中に侵入ってくる。
「はぁっ、ぁ…ふぃでぃおぉ」
怖いから、きゅっとフィディオの服の袖を掴んだ。
フィディオがたまに乳首をころころと舌先であそぶから、気持ち良くて生理的な涙が出る。
「はぁ………ぁっふぃでぃおっ。」
まだフィディオのが半分位しか挿入ってなくて。
その事を考えると、フィディオと繋がっている事を自覚させるから恥ずかしくて堪らない。
「ふぃでぃおっ…、はぁっぁん、ダメだっあ…!」
フィディオのが丁度イイ所を掠めて、頭がとけそうなくらいの甘い快楽が横切った。
「ひっぅ……あぁっ」
「もう少しだから、頑張って」
フィディオに優しく耳元で囁かれる。耳に吐息がかかるとそれもまた気持ち良くて…。どうしていいかわからなくなる。
「ほら、全部挿入ったよ」
フィディオはやっと、と言う顔で俺を抱きしめた。
フィディオが動くと、こんっと最奥に当たってビクンと身体がのけ反った。
「はぁっんっんん…フィディオっ動いちゃヤダ」
もう限界寸前かもしれない。
「マモルがそんな事言うから、俺もう我慢出来ない」
すっと身体をスライドさせて挿入口ギリギリまで自身を抜いてユルユルと挿入口付近で出し入れを繰り返す。
「ひゃっあっ…、あっ、ん…それいやだっ…っ」