BOOK2
□蒼曲線
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「…………っ」
ちろっと少しだけ舌先で舐めてみた。
別に変な味とかはしない、けど何か止まんなくなりそう。
「…っ…はぁ」
舌先で何度も同じ事をしてる内にフィディオがスッゴい苦しそうにしてた。
「俺…下手?」
「そう言う訳じゃないけど、これじゃあ俺きっと、イけない。もう少し舌全体を使ってみて…」
フィディオの指示通りにしてみる。
ただ、喜んでもらいたいだけ
「くっ、ぁ………マモルっ、上手いね」
フィディオに頭を優しく撫でられる。気分がぽ〜っとしてくらくらしてきた。
「はぁ、ぁっ……やっぱ硬くするだけで良いや…」
くいっと優しく髪の毛を引っ張られて顔を離される。
口から離されたおちんちんが唾液と先走りやらでテカテカしててすんごくエロい。
見てるだけで視覚まで刺激されて、下からぞくぞく何かが支配してくる。
「マモル、ごめん。もう我慢出来ないっ」
ギシッ…!ベッドのスプリングが大きく音をたてながら軋んだと同時に、フィディオにベッドの上にほうり出された。
そんな強引な行為に少しきゅんとしてしまう。
フィディオに強引にされるのは嫌いじゃない。いいや、違う。寧ろ好きかもしれない。
「フィディオぉ……」
ねだる様に名前を呼んでキスをせがめば、フィディオは優しくバードキスをしてくれた。
ちゅっちゅっ、と何回もキスした後はフィディオが優しく服を脱がせてくれる。
厭らしい手つきで、しかも馴れてる様な脱がせ方をするから、浮気してる?とわざと聞けば
「君以外なんて興味ないよ」
と言葉で示してくれた。
フィディオを誰にも渡したくないのが刹那の願いで…。
でもそんなの本人には言えない。束縛なんてしたくないし、自分にはそんな事出来ない。
だからたまにこうして意地悪に質問する位で我慢する。最もフィディオはこの質問を意地悪く捉えていないのだろうけれど。
「マモル、挿入ていい?」
「う…ん。」
さっき強引に扱われたのもあって下の口はもうぬるぬるしてる。多分挿入ても大丈夫…かな?
「じゃあ、いくよ」
いつの間にか、ちゃっかりフィディオはコンドームを装着済みで……入り口にフィディオのそれがあてがわれた。