BOOK2
□蒼曲線
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「ごめ「マモル、」
何となく謝ろうとした瞬間、フィディオに名前を呼ばれてギュウッと抱きしめられる。
「抱かせて…?」
「………え」
うん、と一つ返事を返すとフィディオはニヤッと笑ってそのまま俺をベッドの上に突き放す。
ちゅっ、と軽くて優しいキスの後にもう一回キス。
フィディオの舌がぬるっと入って来て俺の口内をぬるぬると探ってくる。
何度も角度を変えて、噛み付く様にキスされて頭が恥ずかしいのと酸欠で朦朧としてくる。
どうしよう。
体温が一気に上昇したカンジ。
流石に苦しくなって、フィディオの胸を強く押すと離してくれた。
「ごめん、苦しかった?」
「…っ……だいじょーぶ…」
優しいサファイアブルーが目の前。フィディオの息が、かかる位近い距離。ヘブンリーブルーのシャツがはだけててエロい。
頭が狂いそう。ヤバい
「俺、そろそろ帰る……!」
「ダメ、抱かせてくれるって言ったでしょ?」
ぐっ、と強く両腕をベッドに押さえつけられて動けない。
「そう言う意味の抱くじゃなかったのかよ」
「当たり前でしょ?抱きしめて終わりじゃつまらない。……それに、マモルが抱かせてくれたら俺元気になるカモ」
「………………」
そんな事言われたら断れない。
フィディオが切なそうな顔をするから、“良いよ”と返事を返した。フィディオに抱かれるのは今日で2回目、まだなれてない。この前覚えたばっかりだ
「今日は俺のを舐めて欲しいな」
フィディオはそう言ってベッドの上で自分のベルトに手をかけた。
カチャカチャ、と静かな部屋に金属音が響く。
「舐めるってやっぱり…」
「…嫌?」
フィディオが困惑した様な表情で“最初は抵抗あるかもしれないから、嫌だったらやめていい”と後に続いて言った。
正直抵抗はある。好きな人のモノでもやっぱりその…
………その事については考えない様にしよう。
フィディオは自身のアレ…所謂、おちんちんを出してベッドに座った。
「マモル…来て。」
ベッドに寝そべったままの俺に来いよと手招きをする。
スッゴい勃ってる。
「シてくれる?嫌だったらやめていいから」
そう言われて興味本位で少し顔を近づけてみた。
ツンッと独特な香りがして何だかもどかしくなってくる。
しかも赤グロくてビクビクしてる。