BOOK1
□発火熱度
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「ざけんなっ人馬鹿にすんのもいい加減にしろ!」
ドンッと容赦なくシャワー室の床に円堂を押し倒す。
痛そうに小さな悲鳴が聞こえたがそんなの無視だ。
頭きた…。
「何でグラン何だよっ」
「…何でって………俺はヒロっ……んっ!」
ムカつくからキスしてやった。
初めてじゃないんだろ?
グランとシてるんだろ?
ムカついてムカついて、ぐいぐい舌を入れて呼吸を止めてやる
「んっふ、んん…ば…っ、…んっふ…は///」
抵抗する手をふさいで、赤い跡の上に更に跡をつける。
良がりやがって。
「ムカつく。」
「やっ…ばー、んっ…やめろ!」
グッと二本の指をアナルに突っ込んで、ぐりぐり掻き回す。
だけど、ちっとも痛がらないのは馴らされているからだ。
「ヒロトっあっ…助け…あんっんっヒロトぉっ!」
「アイツの名前呼ぶなよっ」
パチンっと怒りに任せて頬を叩いた。
それでも、(ヒロトっ)と良がる声はやまない。
「クソ…俺の名前呼べよ!!!!」
無理矢理自分のペニスを円堂のアナルへと挿入させる。
「いやぁっああ!ひろと…たすけてっ、あんっヒロトっ!」
泣き喚く円堂。
気に入らねぇ…
ぱんっぱんっと力任せにスライドし、腰を打ち付けていく。
アイツともこうやってたんだろ…なぁ?円堂。
アイツの前でそんな風に可愛く鳴いてたんだろ?
こう言う事も、全部。
全部…アイツに教えて貰ったんだろ。
「あんっ…あああっ、ひんっ、う…ひあっんっ、アッ//」
その顔、気に入らねぇ。
誰を見てる?
俺はグランじゃねぇっ
「てめぇ、ふざけんなっ…俺を見ろっ!!!」
俺をしっかり見ろ!
ちゃんと感じろ!
俺を呼べよ!
お前の前にいるのは、基山ヒロトでもグランでもない。
俺だ!!!
再度頬を叩いて、
むちゃくちゃにして、
掻き抱いた。
「ひぅっんっ…アッ、ああっイくっ…イくっ!バーンっ…とめてっえあっ…ひああっ///」
「イけっ…!」
「っ、ああああっん!!///」
ピュッと精液が零れた後に何度もビュッと精液が続く。
俺は中に溢れる程の思いをぶちまけた。
「…はぁ、はぁ…ばーん」
キュッと抱きしめられる。
「あんたの(グランを想う)気持ちなんざ、俺の紅蓮の炎で焼き尽くしてやる…。」
ギュッと指を絡めて、
また腰を打ち付けた。
ぱちゅんって言う変な音。
それに、
シャワーの音は罪悪感を掻き消して。
甘い悲鳴は、俺を狂わせて。
むせ返る程の甘い欲望(白濁)を吐き出した。
たくっ、今日は厄日か!!
[End]