BOOK1

□ライバル
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本気かコイツら、
男同士だろうが。

しかし、別に男同士の恋愛に反対な訳ではない。
でも何故、こんなに人のラブラブぶりを見るとイライラするのか。
イタリアにもそう言う人(同士愛者)がイチャイチャするのを見ても何とも思わなかったではないか。

それは“円堂”
だからなのか。


ふと、それが“恋”なのだと気づく。

嫉妬、か?
こんなにもイチノセと円堂がイチャイチャしているのを見るとイライラするのは嫉妬しているからなのか?

恋?まさか。
円堂とは会ったばかりなのに、
でもイチノセも惚れている(?)位 だ、円堂はそう言う魅力を持っているのかもしれない。

どちらにせよイチノセの思い通りになるのは悔しい。
円堂がイチノセとばかり喋るのも気にくわない。

サッカーと同じ感じだ。


「円堂、コイツとどう言う関係?」
やっぱり、気になる。
「え?///」

「恋人どーし☆
ねっ!円堂
そうしてイチノセが円堂にキスをした。
その時、俺の胸は張り裂ける様だった。
ズキンと胸が痛い。

「…俺、円堂の事好きだ。」
ふいに口走る言葉は告白。

「え?」
「は?」
円堂とイチノセは同時に頭に疑問符をつけた。

「俺、円堂の事が好きだ。だからこんな奴じゃなくて俺と結婚しよう!」

「えええええええ!!!!」

素っ頓狂な声をあげる円堂に優しく口づける。
「俺、本気だからさ!」

「ちょっとふざけないでくれないかな!僕の守に何すんの!?」

それを見てすぐに突っ掛かってくるのはイチノセだ。
ふん、円堂を下の名前で呼びやがって。

「マモルは俺の!!!」
「違うっ僕のだ!しかも勝手に守の事名前で呼ばないでよ!さっきまで円堂って言ってたくせに!」

大声を張り上げて
チリチリと火花を散らす。
それに1番迷惑を受けているのは円堂だ。
一体どうした物か。

「だああああ!やめろって二人とも!近所迷惑!」

怒鳴っても二人はお構いなし。
はぁ、うるさい。

「だったらどっちが円堂に相応しいか勝負しようじゃないか!」
「ふんっ、俺が勝つに決まってる。」

おいおいおい
何言ってんだよ一之瀬。
俺とお前はもう付き合ってるだろうが。
負けたらどうするんだよ。

「何で勝負するんだ?」

「勿論トランプさ☆」

トランプかよ。
そう思ったらすぐにフィディオが反対した。

「トランプじゃつまらない!俺はイタリア人の男らしく円堂を抱いて証明してやる!」

「あ、ずるい!僕だって!」

「?」

両肩を二人に掴まれる。

どう言う



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