Novel
□空の下で。番外編
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祭りの時期が終わり、木々の色が変わり始めた夕時。
そんな時僕は外にいた。
特にこれといって用事は無く、気まぐれで散歩に来ていた。
・・・しかし、秋とはいえまだ日の照る日が多い。
家にいても暑いが、外に出るとさらに暑い・・・。
「・・・涼みに来たのに、逆効果だ。」
襟をつかんでバホバホしながら、空を見上げた。
「ハァー、何でこんな晴れてる時出てきちゃったんだろう?」
やっぱり晴れてる時は外出るもんじゃないな。
今みたいな夕暮れ前でも暑いから、日が沈みかけた頃出掛けるようにしよう!
そう思ってまた歩き始めた。