†story†

□TURN05
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あの紘一と川北の死闘のデュエルから5日がたった。

















真規は夢を見ていた・・・

















真規は夢の中でデュエル場でデュエルをしていた。

真規の相手はエミリアだった。

ギャラリーのほとんどが怯え、何やら差別的な事を呟いていた。

そしてエミリアは悲しみ、そして怒りを見せていた。















真規「や、やめろ・・・やめるんだエミリア

何やら必死な真規。


エミリア「私は1人・・・誰も・・・誰も私受け入れてくれてくるはしない

そしてエミリアは怒りで混乱していた。


真規「そ、そんな事は・・・


エミリア「すべて・・・すべて壊れてしまえばいいんだプレイヤーにダイレクトアタック


{バチィィィン

すると真規に電撃が走った。


真規「ぐぁあぁぁあぁあぁあぁ〜




























真規「うわっ

{バサッ

真規はびっくりしてベッドから起き上がった。


真規「エミリア・・・何だったんだ?

そう言い真規は頭をかいていた。


真規「今何時だよ・・・

そう言い真規は枕元に置いてあるPDAを掴み、眠そうに見た。

時刻は午前4時半・・・


真規「おいおい・・・、まだこんな時間かよ・・・

そう言い真規はまたベッドに寝転んだ。















リアン「ムニャムニャ・・・、俺が噂のリアンだ・・・ムニャムニャ

リアンはベッドで寝言をほざきながら暴れていた。


真規「喧しいそれはヨシキのネタだろうがコノヤロォー

{バシッ}

そう言い真規は枕を掴みリアンの顔面を殴った。


リアン「イテテ・・・アハ、ハァ、ハァ・・・巨大なメロンが2つ俺の顔面に・・・デヘヘヘ、ヒットしちゃったぜ・・・ムニャムニャ

リアンはチ○コを押さえて興奮していた。


真規「き、気持ち悪・・・。同じ空間にいたねーな・・・

そう言い真規はベッドから出た。


そして机に置いてあるデッキケースを掴み、ドアを開けて外に出た。
















外はまだまだ暗かった・・・


真規「あーあ、このデュエルアカデミアに入ってからキチガイ並の早起きばっかだな・・・

そう言い真規はめんどくさそうに寮の2階から飛び下りた。

そしてそれと同時にカードから阿児が飛び出した。


阿児『何処いくんだい真規?』

阿児は真規の頭の上をバサバサと飛び回りながら尋ねた。


真規「あぁ?、いつものとこだよ・・・

そう言い真規は暗い海を照す光目指して歩きだした。


阿児『アソコ好きだね〜』


真規「龍可いるかな・・・

真規はめんどくさそうに呟いた。


阿児『いるわけないでしょ

阿児は真規に鋭い突っ込みを入れた。















そして真規と阿児は灯台にたどり着いた。


阿児『あれ、誰かいるよ』

そう言い阿児はヘリポートの方を指差した。

確かにヘリポートには誰かがいた。

その者はエミリアだった・・・


気のせいかエミリアは泣いているように見えた。



真規「アイツ、エミリアじゃねーか・・・」

そう言い真規はエミリアに近付いていった。
















真規「エミリア」

そして真規はエミリアに話しかけた。



エミリア「あうっ

エミリアは驚き、慌てて手で顔を脱ぐった。

そしてエミリアは後ろに振り返った。

エミリア「ど、どうしたの真規君、こんな時間に?

エミリアは何かを隠しているかのように作り笑いをしていた。


真規「ああ、眠れなくてな・・・」


エミリア「そ、そうなんだ。私はこの時間に灯台に来るのが日課なんだ・・・

やはりエミリアの言葉そして笑いが不自然だった。


真規「フン、どんな日課だよ・・・、それよりお前どうかしたのか?」

真規はエミリアがいつもと違う事が気になり突っ込んだ。


エミリア「ど、どうしたのかないきなり・・・私はいつも・・・」

真規「いや、違うな・・・話してみろよ・・・」

そう言い真規はエミリアの手を掴んだ。


エミリア「うぅ、私は・・・私の事なんて・・・」

そう言いエミリアは真規の掴む手を振り払い走りだした。



真規「お、おいエミリア

真規は引き止めようとしたがエミリアは消えてしまった。


阿児『やっぱりエミリアいつもと様子が違うね・・・』

阿児は少しエミリアを心配しながら言った。


真規「ああ・・・(何で俺今夢の事思い出してんだよ・・・)」

真規は変な胸騒ぎを感じていた。


阿児『真規?』

阿児は真規の表情を見ながら呼び掛けた。


真規「あぁ、わりぃー・・・何でもねーよ

真規は作り笑いをしながら誤魔化した。


阿児『う、うん・・・ならいいけどさ・・・』


真規「あーあ、めどくせーけど学校行くか・・・

そう言い真規は歩きだした。


阿児『えっ、ちょっと早くないかい?』


真規「ゆっくり歩いていれば日も昇るだろう・・・」

そう言い真規は校舎目指して歩いた。




















そして真規は胸騒ぎを奥底に秘めて灯台を後にするのだった・・・
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