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□雨
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「はぁー・・・。」

(・・・雨だ。・・・あーあ、なんであんなことでケンカしちゃったんだろう・・・・。)

それは一時間前のこと。

ーーーーーー

「銀さん、少しはまじめに働いてよね!」

「こんな雨ン中仕事なんてやってられっかよ。こういうときは、糖分とっておとなしくしときゃいーんだよ」

(ムカっ)

「そんな屁理屈いらないから働けーー!」

「ンだよ、お前は俺の母親気取りですかコノヤロー。」

「っ・・・ちがうもん!!もう銀さんなんか知らない!!」

ポロっ

「おい!!!?」

「銀さん、責任とってくださいね。僕達、知りませんから。」

「そうアル。か弱い少女泣かすなんて信じられないアル。後は自分でなんとかするヨロシ。」

「おい!新八!神楽!!」

ーーーーーー

「・・・。雨も強くなってきたしこれからどうしよ。」

「おい・・。」

柚季は聞きなれた声に振り向く。

「銀さん・・・?」

「あんま心配させんな。どっかのマヨにとって喰われたかと思っただろ。」

銀時は「ホラ」と手を差し出す。

  ぎゅっ

「!?・・・柚季?」

「ごめんね?銀さん・・・。」

「あぁ。」

銀時は照れながら「帰るぞ///」と柚季の手を握る。柚季もそれを握り返した。
 二人が家に着く頃には雨も止んですっかり青くなった空に七色の虹がかかった。

                END・
 

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