04/11の日記

19:19
Tomの近況
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「近況を教えてくれ」


そのメールにTomはハッとした。
そう、先の大地震で多少やり取りした後、今の今まですっかりメールができていなかった。
あの日の後、資格試験にも通り就職した喜びもつかのま。
恐ろしいまでの人の少なさと不慣れな仕事に追われる日々。
先週には2人めの姪が生まれ母は産後の姉の元へ。
家に戻れば家事の「か」の字も知らない父の世話をし掃除洗濯の日々。
だからといって忙しさにまぎれてなんて私はひどい事を……


プチップチップチッ


Tom「何ボウガンうってるんですかサラさん!」

プチッ 「あっ目はやめっ」

サラ「なーにひたっちゃってんのー!?
   四の五の言わず奈緒ちゃんに連絡しなよー!!」
Tom「いたた……わかってるよー。
  奈緒には4月までにはーって言ってたのよ」
サラ「もうちょっとで中旬よね」
Tom「…1日が早いのよ。くそぅ父め、本気でまったく家事しないorz」
サラ「それさえなければってゆーの?言い訳じゃなぁい?」
Tom「来週からさ、もう1人の姉が東京からくるんだ」
サラ「それなら良かったじゃん。家事してくれるんでしょ?」
Tom「4ヶ月の甥も一緒なの」
サラ「おいっこくん?……あ」
Tom「わたし…はじめて会うの…なんだろうこのときめき…」


プチップチップチップチップチップチップチップチップチップチッ
サラ「だから直接言えないってのねーーー!!!」
Tom「いたっいたっいたーいっっ!!!」



奈緒「……ちょっと本気できゅうり送りつけようかな」
皇帝「Tomのパソコンには私の話が控えているそうだ。
  早々に送りつけてやれ」

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