09/07の日記

19:18
ざいぜんざい!←
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※tns/財前 光





「ボタンつけてください」


「…は?」

「ボタンつけてくだ「いや聞こえてたけど…」ならつけてくださいよ。先輩めんどいっすわ」


目の前にいるシャツの中に着ていたTシャツの格好の財前は、シャツを私に差し出していた。
ちなみに私はテニ部のマネだ。


「さっき、何かにひっかかってもうて取れたんすよ」

「…それでなんで私に?」

「クラスの女子はうっさくてめんどい」

「はあ…」


わたしなんかより白石の方が出来そうだけどなぁ…
あ、それもそれで面倒って事かな。


ちく、ちく…

「…………」

「…………」


目の前の財前はじーっと、縫っている手を見てる。気まずい。
ってか私ちゃんと縫えてるかな。裁縫とか無理なんだけど…!


ちくっ

「いった…!」

「…先輩、不器用っすね。まあそうやと思ってましたけど」

「うるさい」


何度か指に針を刺したけど、所詮はボタン付けなのでそれほど時間がかからずに出来上がった。


「…はい、できたよ」

「………」


渡したシャツをまじまじと見つめる財前。


「な、なに…」

「…まあ、合格っすわ」

「…!」


…うわ、財前がちょっと笑った…。
って何ときめいてんだ自分!!


「次は、手料理食べさせてくださいね」

「…は?」




「…先輩、知ってます?」

「…っ!」




鷹のように射ぬく眼差しで見つめられる。
動けない。目を、離せられない…。




「俺、家庭的な子が好みなんすわ」


財前は背を向け、扉まで行きこちらを向いた。
また、ふわりと微笑まれる。


「せやから、頑張ってくださいね」






20110907



俺のかのj((殴
リハビリその2です。

朝起きて妄想して、通学途中の電車で書き上げました(*´p`*)←

早くシリーズ書けるようになりたいなぁ…

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