SHORT

□ひなまつり
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『ふ〜終わったっ!』





「あーだるかった…ってかこの年になっても飾るなんて、ガキだねィ」





『うるさいなー、いいでしょ!!そのためにこの日があるんだしっ』





こんにちは★今日は3月3日、雛祭り!
女のコのための日です!





『総悟、手伝ってくれてありがとうねっ!』





「全くでさァ。
本当に俺は優しいねィ。やべっ惚れる」





『自分が言うな!総悟が言うと、なんかムカつく…』





顔、整ってるしね!(本当にコイツが王子とか、世も末だよね)





まあ、幼馴染みの総悟に手伝ってもらったのは家庭の事情で一人暮らししてるから。
一人でお雛様飾るとか、体力的に無理だし、何より虚しいし。





『ってか、3月3日当日にお雛様飾るとか、どうよ?』





「別に良くね?
ただ、その日に片付けなきゃいけねェがねィ」





『あ!それ忘れてた!!
総悟、片付けもヨロシク〜』





「嫌でィ。
生憎、そこまでお人好しじゃねェんでねィ」





『えええぇぇ!!!!
だって、片付けなきゃ駄目でしょ!お嫁に行き遅れちゃうじゃん!!!!』





「ハッ、いいざまでィ。」





『うっぜーちょーうっぜー』





駄目だ。彼氏いない歴=年の数の私にとってはお嫁さんなんて夢のまた夢なのかコノヤロー





『ちくしょう、これで本当にお嫁に行けなかったらどう責任とってくれるだバカヤロー』





「その心配はねェぜィ?」





『はぇ?なんで?』





「お前が嫁に行き遅れたら、俺が貰ってやるから。」





『うぇぇぇっ!!!?////
それっ、本当!!!!???』





「さあな。
それはアンタ次第でィ」






一生私、お雛様片付けません!





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ただ、沖田さんに「俺が貰ってやる」って言わせたかっただけです(^q^)

短くてすみません(/_<。)

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