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□絶体絶命!
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走って走って漸く俺の家に着いた。
普段より疲れた気がする…精神的に。
家に入るとやっぱり獄寺君と山本が居た。……いつもいるような気がする。
とりあえず助けを求めるために二人に今ばまでの事を話す。
「それは本当ですか!?…畜生、ヒバリのヤロー俺の十代目に…」
「ツナも大変な奴に好かれてんのな〜…ヒバリ、後でぶっ殺す…。」
「助けて〜もう俺死にそうだよ〜」
最後のほうに何かボソッと聞こえたような気がするけど今は気にしている暇なんてない!!
「任せてください十代目!右腕として十代目をお守りします!」
「俺もツナのために頑張るぜ!」
ああ、困った時は友頼み!
今、二時半より少し前、このままいけば逃げ切れ「見つけたよ」
「ギャアァァァァァァァァ!!」
「なんだいその幽霊でも見たような顔は」
幽霊は見てませんけど幽霊より恐ろしくて確実に危険性の高いものなら見ています!
「十代目!!逃げてください!ここは俺が引き受けます!」
獄寺君はダイナマイトを構えて応戦している。
家の中でダイナマイトを使わないでと言いたいところだけれど今はそれどころじゃない!
「うん!ありがと獄寺君!」
山本と一緒に家を出て走りだす。
普段持久力の全くない俺でも命の危機には力を発揮する。
「山本、どこ行ったらいいかな!?」
「並盛中に行こうぜ!だったら逃げ道も隠れる場所もあるから安全だろ!」
灯台元暗し作戦(命名俺)俺たちは並盛中に行くことにした。