時空の本棚

□友達
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気付かなければよかった、こんな想い
知らなければよかった、こんな感情
気付きたくなかった、知りたくなかった

あの子は友達
あの人は仲間
あの子は神子
あの人は八葉
あの子は憧れ
あの人の希望


大好きだよ?
友達だもん
大好きだよ?
仲間だもん
信頼してるよ?憧れてるよ?
でもね・・・?

あの人が好きなの
   (あの子が嫌いなの)
あの人が恋しいの
   (あの子が憎いの)
あの人が愛しいの
   (あの子が恨めしいの)


あれ?どうして?なんで?おかしいな?
友達なのに(大嫌い)
大好きなのに(大嫌い)
憧れなのに(大嫌い)


大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い
まるで墨を垂らしたように心が黒く染まって
私が狂ってゆく壊れてゆくおかしくなってゆく

ああ、今日も朝がきた
あの子の呼ぶ声が聞こえる
笑わなきゃ笑わなきゃ笑わなきゃ
いつもみたいに笑顔で『おはよう』って
だってあの子は私の大好きで大嫌いな《友達》だものね?

END

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