過去拍手文
□守りたいもの、大切にしたいもの
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「香穂子」
「なぁに、蓮くん」
「……やはり、君の指は綺麗だな」
「え?」
「俺は、この指から生まれる君の音楽が……好き、なんだ。だから――」
ちゅっ と、軽く私の指先にキスを落とす蓮くん。
「……ずっと、大切にしてくれ」
柔らかなあなたの笑顔。
不意打ちの連続に、私の顔は耳まで真っ赤に染まって。
もっともっと、あなたの事が大好きになるの。
*fin*
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