捧げ物+α
□プロジェクトS
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昼休みまであと10分。
2年5組の沢下条張は欠伸をかみ殺しながら黒板を睨みつける。
机に突っ伏したいがどこで鬼の委員長を見ているか解らないので気を抜けない。
(がんばれ・・・・あとだかが10分やないか!その10分がえらい長いってちゃう!!そうやない!)
と一人漫才を始めたときポケットの中で何かが動くのを感じた。
携帯を取り出すと不二からのメールだった。
(なんや・・・なんや。)
深く考えずに開いた。
内容を読む。
理解するために閉じる。
開いてもう一度読む。
そして
「なんやて!!!」
そのメールがきたのは新学期が始まった9月のことであった。
プロジェクトS
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