捧げ物+α

□持つべきはやっぱり・・・?
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「新井!!!」

「ひぃっ。な・・・なんですか張さん」

「なんですかやないわ!!!ドアホ!!!」

「何があったんですか?」


今日の友人はご機嫌斜めらしい。

こう言うときはとにかく話を聞いてやるしかないのだ。


「われ・・・マジで、もう・・・」

「?」

「だぁぁぁぁあああああ!!!!」

「痛って・・・なんですかもう!!!急に殴らないでくださいよ!!!」

「黙れ!!」

「なんで!?」


もう日常化し始めた友人からの理不尽な暴力だがその友人は複数のたちの悪い先輩方に理不尽と言うかなんと言うか。

もう同情できるような理由で暴力を受けているので、これぐらいは多めに見ようと思っている。


「・・・でな、新井。わいもう風紀委員やめよう思ってんねん」

「なんでですか!!!人のことを無理やり引き入れておきながら自分が一番抜けなんて!!張さん見損ないました」

「なら、お前もやめたらいいやん」

「そうなんですけど。・・・あの、あんまりあっさり言わないでくださいよ」

「なんや、ツッコミ待ちか?それともノリ待ちか?」

「すみません。もうなんでもないです。」


今日も彼はちょっとしたボケもどうでもいいぐらいに機嫌が悪い。






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