企画小説

□煉獄戦隊・ジュッポンジャー
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って、ことでこんにちは。

僕の名前は瀬田宗次郎です。

本業は学生。

復業でヒーローやっています。

今日は週に一回の集合の日なので司令官の家に来ています。

来たくはないんですけどね。


「宗。相変わらずはやいな。」

「あ、志々雄さん。こんにちは」

「ったく、今日はなんだよ。」

「文句言いながらもコスチューム着てるじゃないですか。」


僕らのリーダーのレッドこと、志々雄真実さん。本業は飛び職人らしいです。

一番やる気のない人です。

そんな志々雄さんも、今は全身赤いタイツ着ています。

僕はブルーなんで、ティーシャツと短パンって言う意外と普通の格好です。

もちろんメットは被ってますよ。

顔バレちゃいますもん。


「はあぁ〜い。おはよう〜」

「あ、鎌足さん。」

「よう。」

「いやん、リーダー。ピッチピチね。」

「うるさい。」


グリーンこと本条鎌足さんはバーをやっているらしいです。

グリーン色のスカートとスパッツ着ています。

集まるときはちゃんと着替えるのがルールです。


「私、この後同伴なんだけど。早く終わるの?また昨日みたいなもんじゃないでしょうね。」

「あら?由美さん。寝起き」

「悪い?」

「目の下隈になってなくって?」

「あんたこそ、ヒゲ生えてない?」


ピンクのドキツイ衣装を着た女の人は駒形由美さん。

こちらはここらで有名なクラブのナンバーワンのホステスさんらしいです。


「コラコラ。喧嘩してっとしょっぴくぞ。われら。」

「あ、ホウキ」

「って誰がホウキや!!わいは人間や。」


イエローこと下沢条張さんです。

髪型がホウキっぽいので「ホウキ」です。

この人は警察です。


「で、蝙也さんは?」

「フライトやって」

「残念ですね。」

「残念か?逆にうらやましいだろ。」


欠席のブラックこと蝙也さんは飛行機の操縦師らしいので忙しくってあまり来ません。


「あ、そうそう。今日はやっと敵と交戦らしいですよ?」

「なに?やっと戦えるのか?」

「はい。」


さきほど、司令官に言われた事を言っておく。

それと重要なことも。


「あれですよ。市内でますよ?」


一瞬でみんなが凍りつきました。

このコスで市内。

恥ずかしさで死ねると志々雄さんは言っていましたが、指令は指令。

行くしかないです。










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