企画小説
□たまの休日の過ごし方
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「まだ、部屋の中じゃないじゃないのにいいのですか?」
「いいの!!!!はやく、お部屋にはいってにゃんにゃんしたい。」
「はいはい。」
由美とふたりっきりになると急に甘えたになるのが悪鬼だった。
それを隠しているつもりのだが、みんなにはモロバレだった。
そんな志々雄も好きだからいいかなと最近思う由美だった。
恋人つなぎで部屋に入った二人を待っていたのは、キングサイズのベッドの上で寝転んで志々雄が由美に内緒で買った春画を読んでいる宗次郎だった。
「なっ」
「坊や!!!何読んでるの?」
「え?あったからですけど?由美さん探してたんですよ?」
「何か用?」
「一緒に買い物行きましょうか。」
ストレートにデートのお誘い。
此処最近は急がしくて二人でゆっくりする時間もなかったのだが、今日やっと出来た時間を甘いときにしたいと思っていた。
それをこうもあっさりと崩されると困る。
「おい。てめぇ、それはどういう事だよ?」
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