企画小説

□たまの休日の過ごし方
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悪鬼志々雄真実。

それは泣く子も黙るほどの男の名だった。

全身に巻いた包帯はその体の異常さを物語、紅い眼は鬼のようだった。

人よりもすこし長い犬歯は本当に鬼だというのにふさわしいものだった。

まぁ、そんな怖いイメージしかない男が志々雄真実である。


「・・・」

「あら?志々雄様どうしたのですか?」

「・・・」

「志々雄様?」


アジトの志々雄の部屋の前で蹲っている主を見つけてその恋人である由美が声をかけた。


「・・・・」

「・・・・真実さん?」

「・・・」

「まっこちゃん?」

「やっと呼んでくれたなぁ。由美たん!!!」








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