†銀魂†

□心ごと一緒
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「あ、多串君だぁ」

暇つぶしにフラフラ歩いていたら俺ってラッキー。
逢えたら良いなぁと思ってたけど。
本当に愛するあの子を見つけれるなんて。

「誰が多串君だ!」

怒りながらも、立ち止まって振り向いてくれるかわいいキミ。

「こんなところで逢うなんて運命だよね。多串君もそう思わない?」
「勝手に話進めるなっ」
「あ、もしかして非番?ちょ、そういうのは銀さんに一番に教えてくれないと!」
「はあ?なんでだよ」
「またまた、わかってるくせに〜」
「意味わかんねぇよ!…つか、非番じゃねぇし」
「え?一人で見回り?」
「休憩中。マヨネーズがなくなったから買いに来ただけだ。ついでに昼もすまそうと……」
「じゃあ一緒に食べよう!パフェが美味しい店知ってるから」

言いながら俺は土方君の手をとる。
そして、もう片方の手で土方君が両手で抱えていたマヨネーズの袋を持った。

「お、おい。俺は行くなんて言ってねぇし。それに、それ…」
「こんなにいっぱい土方君に持たせてられないよ。奢ってもらう代わりに俺が持つ」
「奢るのは確定かよ。…持つなら大事なものなんだからしっかり持てよ。お、俺の手なんかいいから」
「それは無理」
「はあ?」
「俺が大事なのは土方君だからさ」
「なっ…」
「で、これは土方君が好きなものだから両方離せない」
「……。…ったく、強引だっての」
「さ、行こう♪」
「…し、しかたねぇから奢ってやるよ」
「!」

そっと土方君の顔を見ると顔が真っ赤になっていた。
ホントかわいいなぁ。
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