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□宝物
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仙蔵は嫌がりながらも、既に緩く頭をもたげた性器に、仙蔵は微笑む。
「ふふふ。さて、喜八郎。しかし、私はお前の願いを切り捨てたりはしないぞ。そうだな……。私との賭けに勝ったら、お前の願い通りに女装をしてやる」
仙蔵は喜八郎の耳元で囁く。
褌に手を突っ込み、やわやわと塗れた性器を直に揉まれ、喜八郎は腰を捻らせた。
「ひゃぅ、か……かけ?あ、ん!」
「そうだ。お前がイかずにちゃんと女装を出来たら、私を好きに抱かしてやろう」
仙蔵は喜八郎の性器が、痛いほど立ち上がったのを確認すると、褌から手を引き抜いた。
イかせてもらえなかったことと、仙蔵の言葉に嫌な予感がして、喜八郎は目を見開いた。
仙蔵の口が、ニヤリと加虐者の笑みを浮かべる。
「さ、着付けてやろう」
「ぅあっ!……せ、せんぱ!そんな強く!!」
仙蔵は喜八郎の腕を強引に引っ張って起こし、鏡の前に連れて行った。
鏡は仙蔵が女装の出来を見るためか、全身が移る物だ。
急に与えられた強い衝撃に、喜八郎は危うくとイきそうになる。しかし、イケない。それがまたもどかしい。
「せ、先輩っ。こんな、の……無理」
「辛抱しろ。さて……そうだな。お前には桃色か」
イきたいのだと震える喜八郎を鏡の前に残し、仙蔵は箪笥を漁り、愛らしい桃色の着物を取り出した。さらに、丸く膨らんだ柔らかい布性の玉を2つ、持ってきた。
喜八郎の手を取り袖に手を通し、合わせを押さえて帯を巻く。
着物の生地が起った胸の突起に触れ、喜八郎はくすぐったくて仕方がない。
欲しいのはもっと強い刺激であって、こんなものではない。
「やっ、す……擦れるぅ……」
「相変わらず敏感だなぁ……。それともまだ、月に酔っているか?」
仙蔵は話しかけながら、手にしていた玉の1つを、着物の合わせから中に、喜八郎の左胸あたり詰めた。
「あぁ……あっ」
今度はさっきと違って、強い胸への刺激に、喜八郎は甲高い声を上げた。
仙蔵はクスクスと楽しげに笑い、もう1つの玉を、今度は右胸あたりに押し込んだ。
「だ、だめ……っ、そんな…に…」
「ほら、胸はこうして作るんだ喜八郎」
「先輩……っ、お願いします……お願い、あぁう!」
仙蔵は詰め物を着物の上から鷲掴みにすると、それを擦り付けて喜八郎の胸を刺激した。
「ひゃぁ!うぁ、や!やです!」
「凄いな喜八郎。胸でそんなに感じるなんて。……才能あるぞ」