「目が覚めた?」

「…時間が無いわ…。」

顔色を変え,起き上がる彼女。
僕の手すら押し上げて。

「ネプチューン…?どうした?教えて?」

困惑する僕をお構い無しに君はドレスに身を包む。

「ごめんなさいっ…。ウラヌス…。」

声と共に手刀が僕の頭へと刺激を与える。



*******ずっと一緒に***記憶の途切れ




「ウラヌス…愛してるわ?」

「急にどうしたんだよ…。ネプチューン。」

何処か悲しげな表情をした彼女の頬に手を当て優しくキスを落とす。
それと同時にこの城に置かれたたった一つのベットに彼女の身を沈めさせる。
戦闘用に作られたドレスを脱がせながら,濃厚なキスを交える。
そうでもしないと…消えてしまいそうで怖かった。

「…っ…はぁ…ぁ/////」

唇を離すが,隙は与えない。
綺麗な曲線を描く白く豊満な胸に唇を這わせる。

「あっ/////」

儚くて消えそうな君と僕を繋ぐのは身体しかなくて…。
僕は夢中に君を求めた。

明日になると君は帰らなくてはならない。
僕達のお忍びはもう終わってしまう。
永遠にこうしていたい…。
離れたくないんだ。

「ネ…プチューンっ…もうっ…くっ…」

「あっん…ウラッ…ヌス/////ぁぁぁっ////」

必死に求めて求めて僕等は果てた。
何度も果てて意識を失った彼女の髪を撫でる。

「どうしたんだよ…ネプチューン…。」

ずっと泣きそうな顔してた。
まるで永遠の別れがくるかのように。
彼女は…何か隠してる…?

「…ネプチューン…。」

「ん…ウラヌス…?私…」

先程までの艶めかしい音色を含ませつつ目覚めた彼女。
愛しすぎて…また求めてしまいそう。
だけど…そんな時間すら惜しくて。
少しでも君に触れていたくて。
優しく撫でた。

「目が覚めた?」

「…時間が無いわ…。」

顔色を変え,起き上がる彼女。
僕の手すら押し上げて。

「ネプチューン…?どうした?教えて?」

困惑する僕をお構い無しに君はドレスに身を包む。

「ごめんなさいっ…。ウラヌス…。」

声と共に手刀が僕の頭へと刺激を与える。
手加減をされていたとはいえ,丸腰の僕には…避ける術もなかった。

「うっ…」

完全に油断していた。
まさかネプチューンが僕を気絶させるなんて…思わなかったんだ。

「ネ…プ…チュ…ン…」

「ごめんなさい…ウラヌス…ッ。」

涙を流して走り去る君を…僕は薄れる意識の中で微かに見ることしか…出来なかった。

僕は…意識を失った。





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