short story
□報告
1ページ/2ページ
『そう言う事にしといてあげる♪』
『もぅ…///』
みちると話すこういう他愛ない会話。
とても楽しい。
癒されるっていうのかしら…?
─────報告
掛かってきた一本の電話。
幸せそうに語るみちる。
『え!?天王はるかと!?』
『そうなの///エルザにはちゃんと報告しておこうと思って…。』
電話の向こうで照れ臭そうに笑うみちる。
本当,嬉しそうね。
出会いは最悪だったし…最初はどうなる事かと思ってたけど。いらない心配だったみたいね♪
『ずっと好きだったんでしょ?よかったじゃない!おめでとう。』
『…///あのっ…エルザ…。』
『ん?なぁに?みちる?』
『…いろいろ…ありがとう…。』
あ〜可愛いったらありゃしない。
こんな可愛い可愛いみちるがあの狼に拐われると思ったら,いくら心の広いアタシでも妬けてくるわね。
『なぁに言ってんのよ!!アタシ達親友でしょ?』
親友…。今までアタシとみちるを繋いでくれた大切なコトバ。これからもアタシ達を繋いでいてくれるかしら…?
『親友…ふふ…ありがとう。エルザ。嬉しい。』
『そうそう!何かあったらちゃんと言いなよ?みちるは一人で抱え込むから心配。』
『…///子供じゃないんだから大丈夫よッ!』
『そう言う事にしといてあげる♪』
『もぅ…///』
みちると話すこういう他愛ない会話。
とても楽しい。
癒されるっていうのかしら…?
天王はるかもきっとこう言う所に惹かれたんでしょうね。
『じゃ,みちる,たくさん話したい気持ちは山々なんだけど…アタシ明日も朝練だから…。ごめんね?』
『ううん。遅くまでごめんなさいね?私の事は心配しないで?』
『ま!みちるの為なら飛んでいくからさ!むしろ待ってるからvいつでも電話しといで?』
『ありがとう///じゃおやすみなさい。』
『ん。おやすみ。』
そう言って電話を切った。
みちる…幸せそうだったわね…。
天王はるか…ね。
アタシのみちる泣かせたらどうしてくれようかしら。考えとかなきゃ。
それにしても今のアタシの立ち位置面白く無いわね…。今度邪魔してやろうかしら?
覚悟して待ってなさい?天王はるか!
そんな事を思いつつ,スケジュール帳を取り出したエルザであった。
END