short story
□love letter ?
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扉をを開くとドサドサッと手紙の山が落ちてきた。
またか…。
最近落ち着いて来たのにな。
─────love letter ?
「天王!はよ。」
「…あぁ。はよ。」
「お前不機嫌だなぁ。海王さんは?」
「みちる?ほら,いるよ?あそこ…。」
指差す先には,校門前でエルザ・グレイと楽しそうに話すみちるの姿。
「アレって…陸上選手のエルザさんか?なんでこんなトコに?」
「僕からの護衛だってさ…。おかげで話せやしない。」
「あぁ。だからお前不機嫌なんだ?」
言い当てられてムスっとする。
「別に…。」
「ほら,怒るな怒るな。イケメンが台無しだぞ?」
「お前なぁ…;;」
「じゃっ,俺先に行ってるな!
お前に会ったお陰で朝から良いもん見れたよ!サンキュー。」
「見るなよ。みちるは僕のだから…って…聞いてないか…。」
半ば呆れ顔で見送る。
全くどいつもこいつも…。
二人っきりにさせてくれないかな。
ま,家に帰れば,二人っきりだけど。
なんて事を思いながら靴箱へ向かう。
扉をを開くとドサドサッと手紙の山が落ちてきた。