捧げもの

□welcome京極ランド後編
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『welcome京極ランド 後編てか裏』

観覧車から降りた百介は又市の手を引いて観覧車裏に連れ込む。
観覧車の裏は遊園地とその後ろに広がる森を区切る柵があるのみで、あとは林が広がっているだけでまったく持って人気がなかった。
奥のほうに少し入っただけで、ほんのわずかな距離にある遊園地の建物は一切見えなくなった。
「又市さん、ここなら人も来ませんよ」
百介はようやく又市の方を振り向くとそう言った。
又市は黙って下を向いているばかりだ。
百介は又市に近づくと、下から顔を近づけて黙っている又市に口付けた。
又市は一瞬驚いたようだが、逃げるそぶりもみせず大人しく口付けを受けていた。
やがて百介は又市の薄く開いた口を舌で押し開くと、舌で口内を蹂躙し始めた。
歯列をなぞるまできてようやく又市は反応をしめした。
両手で百介の肩を軽く押す。百介はその動きにあわせて、抵抗もなく又市から離れる。
百介の赤く染まった唇は薄く濡れていた。
その唇を人差し指でそっとなぞりながら、百介は又市を見あげる。
「又市さん、この様なところではいやでしたか?」
又市は百介を恐る恐るといった感じで見つけると、呟くように言う。
「いやではありやせん。ただ、少し恥ずかしかっただけです」
「そうですか・・・では、もう一度口付けてもいいですか?」
その問いに又市は黙って頷いた。


百介の手によっていつものようにあっという間に脱がされてしまった又市は目の前の大樹にしがみつき、次々と湧き上がる快楽を耐えていた。
百介はというと、又市の後ろ側にひざまずき、彼のアヌスを舐めていた。
「やめっ、先生・・・そんなところを舐めるのは・・・やめてくだせい・・あっ」
又市の切れ切れの哀願に百介は笑いながら答える。
「ダメですよ、又市さん。ちゃんとほぐさないとあとがつらくなりますよ」
そういって、また又市の弱いところを攻める。
「やめ、・・・中にまで・・・うっ・・・はん・・」
舌を中に入れると、又市は上に逃げようとするが、それを百介は腰を抑えることでとめる。
そして楽しそうに舌をわざと中に入れたり出したりして水音を出す。
「又市さん、逃げたりしちゃダメですよ」
百介の笑い声に又市はただ眼を閉じて激しいまでも快楽に耐えるしかなかった。
いつの間にか舌は指になっていた。
しかし相変わらず又市の中を自由気ままに蹂躙するのには代わりがなかった。
「又市さん、指増やしますよ」
わざわざ断りを入れてから指が増やされる。
又市の前はもう耐え切れないとのように蜜をしとしととこぼしていた。
その様子を見ていた百介は、開いていた手で腰に手を回し、又市自身にそっと触れた。
「ふふっ、又市さんもう我慢できませんか?」
竿を上下に触られるとそれだけで又市の腰は妖艶に揺れる。
「一度、イッておきますか?そちらの方が楽ですよね」
とたんに両方の攻めが激しくなる。
前も攻められ、後ろも攻められ、又市はもう喘ぎ声が隠せなくなっていた。
「やっ・・先生・・・ふぁ・・・やめ・・もう、出る・・っ・・・ああぁっ」
短い悲鳴とともに、又市は白い液体を吐き出した。
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