イナズマ部屋
□満月恋
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雲の切れ間に、満月が覗いていた。
空を騒然と照らす、満月。
星を散りばめた闇の中、一番でいたくて。
闇夜のせいで 真っ白な月に
紺碧がかかった。
キミの空にも、月は見えるのか?
明日の月はどこを照らすのだろう。
厚い雲に覆われた空は月の光を遮る。
それでも 月が見たくて。
オレは、こっそりと家を出た。
ベランダからじゃなくて…
河川敷で 月がみたい。
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