イナズマ部屋

□雷門の一日
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真っ青な空。

日本晴れ。


心地よい風。

春風。

今日は本当に、本当にサッカー日和だった。
円堂くんなんて、もう部室でストレッチでもしているでしょう。

…騒がしく。

ガラッ!


ぎしぎしいって、夜中に呻く、壊れかけた雷門のサッカー部の扉を、勢いよく開けると、サッカーボールが顔面めがけて飛んできました。
「うおっ!?」

要領よく、彼は頭を下げてかする事なくボールをかわしました。
…ナイスですね。
「き、鬼道…ナイス。」

「…。」

誰もが鬼道の周りから発せられるドス黒くて威圧的で背筋がゾクッとするようなオーラを見ました。

なんたって、あの豪炎寺くんの顔がひきつってましたから。
なんたって、あの風丸くんの額は冷や汗まみれでしたから。
なんたって…
「おい、管理者!!まさか、雷門イレブン全員言うんじゃないだろうな?」

ひぃっ!!

ははは。ジョークだよ。

「円堂っ!!!」

「は、はい!?」

「てめぇ、最近調子乗ってんじゃないのか?
練習して、強くなってからモノ言えぇぇ!!」

「す、すいません!鬼道さんっ!」

円堂、恐怖のあまり敬語使いましたね。

「豪炎寺っ!」

「(ビクッ!)…な、なんだよ」
「貴様は天才ストライカーってだけで天狗になりすぎだ!パス練しろぉ!」

「わ、わかったから…。」
「「わかった」ぁ?なに嫌そうな顔してんだ、とんがりコーン!!」

「とんがり…?」

「返事はぁ!?」
「は、はい!」

豪炎寺が…敬語!?
もうやだぁ!
あいつが敬語なんて、マ○オに出てくる○ッパが、ダイエットするくらいあり得ないっスよ!
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