短編夢小説【立海専用】

□Black&White
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「だから来るな、って言ったよね…?」

「「「ハイ…。」」」

俺はその時の部長の笑顔がいつも以上に恐ろしかったことだけ覚えている。



Black&White



俺たち、丸井先パイ、仁王先パイで勝手に幸村部長をお邪魔することになった。(もちろん、内緒で☆)

柳先パイや真田副部長の家はお邪魔したことがあるけど、幸村部長が断固として拒否するから無理やり言ってやろうとの行くことになった。

「どんな所ですかねー!!」

「すっごい豪邸だったりして!」

「怒らせたら怖いけん、見たら帰るゼヨ。」

ワクワクしながら、部活が終わった後、気配を消して幸村部長のあとをつけていった。

細心の注意を払いながらあとをつける。(だって、幸村部長は魔王様だから…)

そして、幸村部長の家に着いた。
結構普通の家だ。

幸村部長らしく、庭がとてもきれいだ。

「俺がインターホン押しますね!」

「あっ!赤也、ズルイ!」

丸井先パイがギャーギャー言ってたけど俺は無視。

でも、誰も出ない。無音だ。

「(留守かな…?)」

そう思っているとカチャッと恐る恐る扉が開き、ミニ幸村部長が出てきた。

しかも女の子ver.だ。

「…お兄ちゃんのお友達?」

「(幸村クンのことかな…?)うん。精市君居る?」

「うん!今帰ってきたばっかりだけど、呼んでこようかっ!?」

「ぷりっ。お前さん、何歳じゃ?」

8歳!

「「「(((8歳っ!?)))」」」

幸村部長にこんな幼い妹が居たのかっ…!?

コレにビックリだ。

唖然としていると、奥から聞き覚えのある声が聞こえた。

「精華――――?友達かい?」

「あっ!お兄ちゃん!精華じゃなくて、お兄ちゃんのお友達だよ―――。」

ものすごい悪寒を感じた。

とてつもなく大きい黒くてやばいものを。

「へぇ―…。そう、ありがとう。もう部屋に戻ってていいよ?」

「はーい!」

に…逃げなくては…!

「赤也にブン太に仁王か…。」

「「「〜;;;」」」

ニコニコ笑っているが、目が笑っていない。

ついでに後ろに物凄い黒い物体が渦巻いている。

「ぶ…ぶちょ?」

「なんで精華を帰したかって?もちろん、良いお兄さんで居たいからじゃないか。」

じりじりと詰め寄ってくる。

もちろん、俺たちはそこで釘付け…

「それに、可愛い妹のままで居てほしいからねw」

これから雷でもなるのかってくらいすごいことになっている。(もう、言葉ではいえない…。)

「来るな。っていったよね…?」

「「「ハイ…。」」」

俺たちはもうそこで正座してしまった。

このあと、軽くしぼられてしぶしぶ帰ったが、後日、悲惨な出来事があったことが言うまでも無い…。

                           〜END〜

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