Deaths'tag

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「や…ましたくん…」

逃げなきゃ。まだ死にたくない

そう思うのに指1つ動かせない


「安心しろよ。注射のストックは持ってないし。
大半は亀梨達が持ってる。それに…















俺はなぶりながら殺すのが好きなんだよ…
お前みたいな奴が苦しみに苛まれるのが俺は大好きでね…」


まるで人が死ぬのが一種のSHOWのように山下君は笑う。


「なんで…なんでそんな酷い事言うんですか…





















俺の知っている山下君はそんな人じゃなかった!
どうしてそんな風になってしまったんですか!?有岡だっ「お前の知ってる俺って何?


いっつも愛想良くヘラヘラ笑ってる俺?
でもこれが本能に忠実な本当の俺だよ。お前は自分に都合のいい枠でお前の『山下智久』に俺をはめてるだけだろ?」

「違う…!違う!」


俺の言葉を聞かず山下君は続ける。


「そんな物無人島(ココ)では捨てろ。いいか、鬼(オレタチ)や殺人鬼(アリオカタチ)をかつて一緒だった仲間と思うな。血に飢えて狂った獣(ケダモノ)と思え。
お前は狂った獣に自分の命を差し出すのか?」

俺が口を開こうとしたその時、




 
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