Deaths'tag
□Death's tag
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―有岡side――
「ハァッ…ハァッ…行ったか…?」
半分ぼやけかけた目で圭人が森の奥へ消えたのを確認すると地面へ崩れ落ちる。
「ウ…あ"ァ…」
苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい。
胸から何か熱い物が押し戻されそうなくらいにゴボゴボと沸騰しているようだ。
意識が段々蝕まれていく。
俺が俺じゃなくなっていく。
「ア"ァァァァァァァァァァァ…!」
そこでプツリと意識は完全に途絶えた。