09/05の日記

01:01
屑牛風・実録3
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この前、遊ぶ約束を土壇場でキャンセルしちゃった友達と遊びました。
↑ようは、埋め合わせのデート…。(笑)

一日の感想を言うと、なんというか‥つくづく女に生まれて良かったな。って、感じでした。


詳しくは屑牛風に(あくまで風)書いてみましたんで、興味のあるという御方のみ、下へどうぞ…☆

※マジ長い上に、拒否反応を起こすかもしれません。かなり注意。むしろ覚悟しましょう…(汗)







屑さん→ 月駛
牛さん→ 友達



【女でよかった…。】


前日:電話での会話


「ねぇ、無涯〜。明日は、遊べる??」

「…‥ん?あぁ、明日ならば大丈夫だぞ。」


「ホントに!?じゃあ明日は、△△で買い物して、○○でお昼を食べて、あとは☆☆でお茶をして…。あ!そうだ!その後は、温泉に行こうよ!」


「…‥オマエ、本当に温泉が好きだな。汗」


「うん!それにね、ずっと前から無涯と行きたいって思ってた、温泉があるんだ〜♪」


「…‥そ、そうか‥。」



明日の事を心底楽しみにしているような牛尾の声に、罪悪感と不安がつのる。

出来るならば、この雰囲気を壊したくない…。
楽しそうな会話に、水をさしたくはない。

…だがオレは、牛尾に告げなくてはならない…。


――そう、じつはオレの
ふところには今、オマエの要望全てに応えられる余裕は無いのだ、と―‥。


「…う、牛尾…‥」


えぇい、背に腹は変えられん!
オレは覚悟を決して、口を開いた。



「‥…何、無涯?」

「あ、あのな‥じつは、言いにくいんだがな…。」

「…うん?」

「そのだな‥、じ、じつは今‥、あまり財布に余裕がなくてだな…。出来れば、その‥もう少しな‥」


「…………‥。」


「…ほ、ほら!○○よりも**の方が美味いし…!(安いし‥)」


ようは、もう少し『質素なデート』をしよう!
――と、言いたかったのだが‥。
素直にそう言うのが恥ずかしくて、なかなかうまく言えん…。


しかも、牛尾は先程から
黙ったままだ。
気まずい雰囲気が二人を
包んでいる…。


「…う、牛尾?」

「…………‥」


長い沈黙に不安になり、
牛尾に声を掛けてみるが、奴からの返事はない…。


はっ…!

も、もしかして、こんな
オレに呆れてしまっているのでは…ッ!?
デートに(しかも埋め合わせの)金が無いなどと貧乏くさい事を言ってしまったから、嫌われたのかもしれん…。


い、いや‥しかし、今月は何かと入り用で…。

そんな事をぐるぐると一人で考えていると、牛尾が
やっと口を開いた。


「…‥ねぇ、無涯。」

「…なっ、何だ…!?」


「明日、僕の家に来ない?」

「…‥は?‥家??」


予想だにしなかった牛尾の発言に、オレは目を点にした。
突然、家に来いと誘う、
奴の考えが分からん…。


「あ、家に来る前にかるく、どこかで買い物しよう。無涯、なにが食べたい??」

「か、買い物…??」

「うん。…お昼、僕が作るから――‥。」

「……‥‥!」


奴の言っている意味が、
やっと分かった。

つまり貧乏なオレの為に、極力金を使わない様にしようと、考えてくれているのだ…。

ゔゔっ゙‥なんて、いじらしい奴なんだ…!


「…‥グスッ。」

「…‥無涯?もしかして‥泣いてるのかい…??」



× × × × × ×



・デート当日 


「…‥よう。なんだか、
久しぶりに会う気がするな。」

「…‥そうだね。この前は土壇場で君に、約束をキャンセルされて遊べなかったからね。」

「……‥。(これはまだ、根に持ってるな…汗。)」


冷や汗をたらしながら、
車の助手席に乗り込む。
シートベルトをすると、
牛尾が本を2冊、オレの膝においた。

バサッ!


「…‥?なんだ、この本?」

「新しく買った、お料理のテキスト。…何が食べたいか、それ読んで考えておいてくれないかい?」


「…………‥。」



一冊は主食を作る本で、
もう一冊は、デザートを作る本。…案外、家庭的なんだな。コイツ…。これなら、今すぐ嫁にしても―‥。

…‥ハッ狽、朝っぱらから一体、何を考えているんだ!?オレは…!



「とりあえず、デパートに行こうか。そこで、材料を買っていこう。…美味しいもの、作るからね☆」


オレが一人で百面相していると、運転していた牛尾が『期待して』と言わんばかりに、横目でウインクしてきた。

畜生…!やっぱ可愛いな、コイツ!


「…あぁ、分かった。」


オレは牛尾のする仕草に、過剰反応する自分を必死に抑えつつ、本を開いた。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「…よし、到着!…無涯、何が食べたいか決まったかい?」

「…‥いや、‥その…」

「…‥決まってないのかい?もう、無涯ってば変な所で決断力ないんだから。」

「……‥すまん。」

「…迷っているのは、どれとどれ?」

「…これとこれだ。」

「御飯ものと、パスタ?
…あ!ごめん。御飯炊いてないから、御飯ものは作れないや。」

「…先に言ってくれ‥」


そんなこんなで、昼飯は
パスタに決定した…。
(本当に先に言え…。)


× × × × × ×


「…はい、無涯。カートひいて。」

「…(別にいいが)オレが、ひくのか?」

「当然だろう?こうゆうのは、旦那様の仕事さ。」


「…‥誰が旦那だ。誰が。(小声)」

「…‥何か言ったかい?(にっこり)」

「…い、いえ‥なにも…。(怯)」


「…そう?じゃあ、行こうか。」


ぐいっ。

――うおっ!?

う、腕を組むなよ、バカ!ひ‥、人前だぞ!?
新婚バカップルじゃあるまいし、恥ずかしいとは思わんのか!?

第一、仮にも同性でだな、か‥勘違いとかされたら
どうするんだ…!!!!?


(↑心の内で叫ぶが、結局は抵抗しない)


「うーん…、ミートとカルボナーラとペペロンチーノ、どれが良い?」

「…‥…ミート。」

「…あはっ。僕と一緒だね、無涯?(ニコッ☆)」

「!!!煤iドキッ)」




嗚 呼 も う い っ

そ 、 オ マ エ で

良 い ・ ・ ・ !




「……‥あ、あぁ‥。」

「あ!無涯、見てみて〜!メロンの試食やってる!」

「…ほう、メロンか‥。久しぶりだ…。食さない手はないな。」

「だね〜!…ハイッ、無涯♪」


牛尾は、つまようじに
メロンを一口分さすと、
その手をオレに向かって
差し出してきた・・・。


ちょっと待て。


これは・・・俗に言う、
「ハイ、あ〜ん♪」
――‥って、やつではないのかっ!!!?這



「……‥無涯?」


いつまでも口を開かない
オレに気付いて、
牛尾が不思議そうに小首を傾げる。

人が見てるかもしれんが、このままではラチがあかん…。

正直かなり、恥ずかしいんだが‥!

し、仕方がない…!(必死に自分に言い訳する奴)


パクッ。

オレは慌てて口を開け、
メロンを頬張る。
感じた甘さは雰囲気のせいなのか、それともメロンの甘さなのか。

正直もう、よく分からん…(汗)


「美味しい?」

「…‥あ、あぁ。美味い。」

「じゃ、僕も…♪」


…ひょい、パクッ。


「!!!!?這煤v


こ、コイツ…!つまようじを‥そ、そのまま…っ!?やめろー!やめてくれ!
オレを惑わす(?)のは
もう、ヤメてくれーーー!!!!!


「…わ。甘〜い!美味しいね〜!」


あぁ…頼むから、そんなに自然に微笑まないでくれ‥(汗)
オレはさっきから、心臓が壊れそうだ…。天然も程々にせんと、マジで困るぞ!(オレが。)


――それからはもう、散々だった。


「やっぱコレ、置いてきて」だの「…あ。あっちのが安いから、アレ取ってきて」だの…。

旦那というよりは、使い走りだった…。

もしかしたら、先程のメロンも美味いかどうか、毒味をさせられただけなのかもしれん…。(マジで)



★ * ☆ ★ * ☆


そして、買い物をすませて調理開始。


…で、約1時間後に昼飯。

途中、奴の料理をしている姿に見とれたとか、包丁を動かしながら揺れる腰に赤面したとか、白いうなじに心臓が高鳴った等々…。

色々とあったんだが…、
これを書くと長いし、オレが変態みたいになるので
書かない。

(すでに手遅れだがな…。泣)



「いただきます…。」


モグモグ…。

「…‥どうどう?無涯、
美味しい??」

「…‥あぁ、美味い。」

「…‥ホントに?良かったぁ〜!!」


オレの言葉に、牛尾は心底嬉しそうに微笑んで見せた。
そんな仕草もやはり、可愛く感じる…。

(↑もはや、まともな思考が働いていない)


+ ・ + ・ + ・


昼飯を終えて、途中で帰ってきた奴のお母様も交えて、ビデオを観る。

ビデオを観ながら、高校時代の話などで盛り上がっていると、あっという間に
時間が過ぎて夕方になった。


「…‥そろそろ時間だな。」
「…そうだね。じゃあ僕、ちょっとトイレに行ってくるよ。」

「あぁ。」


牛尾が席をたった後で、
奴のお母様がこっそり教えてくれた。


「ふふっ‥あの子ねぇ、この間、無涯君と会えなくて、すごく不機嫌だったのよ。」

「あぁ!オレが土壇場で、キャンセルしてしまったから、…怒ってました?」

「そうねぇ‥怒ってた、っていうよりは…。寂しそうだったわ。笑」


「…?‥寂しそう??」


「ねぇ、無涯君。高校であなたに会って、あの子は変わったわ。あなたの事、すごく楽しそうに話すのよ。」

「・・・・。」


「…これからも仲良くしてあげてね、無涯君。」


「…‥あの、…」

「…ごめーん!お待たせっ!無涯、行こう!」


オレが口を開こうとすると、牛尾が部屋に戻ってきた。
オレは帰る用意をしながら、お母様に軽く頭を下げた。

「…それは、こちらがお願いしたい事ですよ。」


「…‥ありがとう。」

「いえ…。」

「…??二人とも、なんの話をしてるの???」



話の意味が分からない。
と、いった顔をしている
牛尾を横目に、オレ達は
「なんでもない」とかるく笑った。


× × × × × ×



「…さっき、お母さんと何の話をしてたの?」


車の運転をしながら、牛尾が尋ねてきた。


「…‥いや、べつに?それよりも‥これからも宜しく頼むぞ、牛尾?」


「……‥うん??」



他愛無い会話をしながら、本気で思った。

あぁ、オレは女に生まれてきて本当に良かった、と。


もし、男に生まれていたら…。
オレはきっと、死ぬまで
コイツに尻に敷かれてしまうだろうから――‥。


「…本当に、女に生まれてきて、よかった‥!」


「……‥???」



終わり… ☆★


― × ― × ― ×




訳わからなくて、本っ当に済みません…(汗)
どうか忘れてください。
念の為に言っておきますが、所詮ギャグです。冗談です。(その割りに笑えない)

じょ、女子校出なんで!でも‥本当に女でよかった…。(安堵)

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