08/14の日記

08:12
芭録『唯一の存在』
---------------
 
 
タイトルどおり。
なんとなくの、芭録。




『…芭唐がそんな人だったとは、思わなかった!』


女との別れ話の最中にいつも言われる、この台詞に疑問をおぼえる。
…ってかコイツ、なに勘違いしてんの。テメェが自分勝手な幻想をオレに押し付けてきただけだろーが。

自分の想像した人物像と違えば、すぐ「そんな人だと思わなかった」かよ。
おめでてぇーな。大体、たかがセッ○スの一つや二つした位で、オレの事わかったつもりになってンな。

マジ、うぜぇ。



「…なんとか言ってよ!」


『ナントカ。』

…って茶化して何とかなる場面じゃねーしな。
あー‥めんどくせぇ、ってかタリぃ。


「…まぁ、どーでもイイけど、もうアンタとはこれで終わりなんで。
そーいうことッスから。」


パシン、とオレの頬を打つと女は泣きながら(毎度のパターンで)その場を去っていった。
…泣いて被害者面かよ。
マジ、別れて正解。

あ゙ー、ムカつく。はやく別の女でも引っ掛けて、うさ晴らししねーとな。



「…‥ミヤって、ホントにひど気。」

「! 録せんぱい…。
いつから見てたんスか?」

「…そんな人だと思わなかった、ってトコから。」


ほぼ最初っからじゃん。
覗き見なんて趣味悪いッスよ、センパイ?


「…女って、勝手ッスよねぇ?テメェで本性見抜けなかっただけなのに、全部男のせいにするんッスから。」

「ミヤの性格は、裏と表が激しすぎる気。
…あれじゃ相手の女の子が、可哀想気だよ。」

「…じゃあ、始めっから『ヤリたいからヤラせて。その後はバイバイすんよ』…って素直に言えば良いンすか??
でも、そんなんで股開く女なんて滅多にいないッスよ。」


まぁ、俺にとっての恋愛なんてもんは単なる落とし合いのゲームにすぎねぇし?その気にさせる為の嘘を信じて、本気になった方の負けだろ。そもそも、相手が服脱いだ時点でいちおう『同意』は得てる訳だし?
別にオレだけのせいじゃないっしょ。

それを騙されたの何だのって、いちいち被害者面されんのはマジ勘弁(笑)


「…ミヤってさぁ、なんでそんな考え方する気?
そういうのは、やめた方がよさ気だよ。かなりヒドイ気だもん。」


「え〜。そうッすか?
…これぐらい、べつに普通の考えッスよ??」


それにね、先輩。本当の顔を知って去っていくヤツ等は全部、オレの視界から、とっとと消えてけば良いんスよ。オレは誰が去ったって、追いもしねーし。わざわざ引き止めるなんて面倒くせぇ事、もってのほかだしな。第一そんなヤツらの相手をすんのなんて、疲れるだけっしょ。



「そんな考え方してるとミヤ、いつか一人ぼっちになっちゃう気だよ?」


「・・・・。」


「…‥なんかオレ、今日カラオケに行きたい気。
ミヤ、付き合えよ?」



そう言って、アンタはオレの腕をひいて歩き出す。


ねぇ、せんぱい。アンタだけだよ。そうやって、オレの全部を知ってもオレから離れていかないのは。
いつもオレに「ヤな奴」とか「冷たい気」とか平気で言うけれど。
アンタは結局、オレの傍にいてくれる。

なんも言わねーけど、オレじつはアンタのそーいうトコに、ちょっとだけ救われてたりするんだぜ?
…だからさ。アンタ以外の誰が去っていこーが、オレは全ッ然平気なんッスよ。録センパイ。



― ・ ― ・ ― ・




「…どっちが奢るか、コインで決めます?」

「絶対オマエが勝つから、却下気!!」




おわり …☆☆
 
 
 






もう少し、イカサマ同士を続けましょうや。
どっちにしたって、オレの相手はアンタしかいないんだから。

…アンタもそうっしょ?(笑)
 
 

前へ|次へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ