ハンへ部屋
□君の愛が、その場所が。
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『あ〜そら、あれだな。お前そーゆー対象として見られてないんだわ。』
久しぶりに韓国にいるウニョクに電話して、この現状を伝えると、オブラートで包むことのない鋭い返答が返ってきた。
『そっ………そんなことねーし!!第一そうだとしたら俺と付き合わないだろ!!』
『いや〜ハンギョンヒョンだったら友情を愛情と取り違えるって事もありそうじゃん?それに元より性欲薄そうだし。』
う゛っ…………確かに。どちらとも充分有り得そうだ。俺が思わず言葉に詰まっていると、
『ま、まずはムード作りだよな。お前ら最近ろくに2人きりにすらなってないんじゃねーの?2人でラブストーリーの映画でも見てみたら?ベタだけど。』
と、アドバイスをくれた。
確かにウニョクの言うとおりだ。Mが予想以上に支持を得て、仕事が激化して仕事以外の時は大体俺もハンギョンヒョンも寝てしまっている(それも疲れきってみんなでリビングで雑魚寝とかもザラにある)。
『そうだよな……うん、明日にでもやってみるわ!!』
『おう、頑張れよ。………ってかあ゛〜!!自分でアドバイスしといてすげー空しくなってきた(T_T)!!俺も恋してー!!!!おい、ドンヘ!お前中国のかわいこちゃんでも紹介しろよっ(´Д`)!!あっ!!言っとくけど俺は男にゃ興味ないからな。目が大きくて優しくてスタイル…』
話が長くなりそうだったから俺は勝手に電話を切った。←ヒドッ
……よし!!なんとしても進展してみせる!!
そう決心して、その夜は眠りについた。