禁断短編小説

□〜2集特集〜
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【イェソン・リョウクの場合


『い……いゃっほ―い!!!!最高だ2集!!生きてて良かった、2集!!!!』





スタジオにはイェソンヒョンの歓喜の声が響きわたっている。どうやらくじ引きで決めたペア写真の相手が僕だったよう。





『イェソン良かったなぁ^^!!最近じゃリョウク、お前とのツーショットなんて撮らせてくれないからな!(←さりげひどい天使隊長)』

『ヒョンはズルいですよ!!僕だってソンミニヒョンと撮りたかったのに(よりによってヒチョルヒョンだしさ´ε`)………』

『あ゛ぁ?なんか言ったかゴルァァ!!』





未だに歓喜の雄叫びをあげるイェソンヒョンの周りで、イトゥクヒョン・ギュヒョン・ヒチョルヒョンが思い思い好きなことを言っている。





そんなに僕と撮れるのが嬉しいもんなのかなぁ………。ってかイトゥクヒョン、それじゃまるで僕がイェソンヒョンのこと嫌がってるみたいじゃんか。





確かに最近僕はイェソンヒョンとツーショットは撮りたくないし、なるべく2人っきりにならないようにしてるけどさ、、、





パッとイェソンヒョンと視線が合う。『リョウギ〜!!!兄さんが、兄さんがお前を勝ち取ったよ!!』目尻を下げ、すんごい嬉しそうに笑うイェソンヒョン。………なんだかただの変態おやじみたいになってるけど………(゜д゜;)











ツーショットを撮らないのは、なるべく2人っきりにならないようにしてるのは、僕がこんな変態おやじみたいなイェソンヒョンが好きになっちゃったかもしれないから。そしてその事実を簡単に認められないから。







だってドンヘヒョンが僕の憧れ且つ、理想のタイプなんだよ??………どう考えたってイェソンヒョンを好きになっちゃったかも、なんて考えられないでしょ?
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