禁断長編小説
□In The Room Of……U章
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誰だって秘密がある。
大きい・小さい、深刻かそうでないかは人により異なるが、必ず人は秘密を持ちながら暮らしている。
それは日々雑誌やテレビといったメディアに出ていて、一般人よりもプライバシーがなく、すべて赤裸々にみえる、俺たち芸能人も同じ。
寧ろ普段が抑制されているせいか、ファンやマスコミには見せられない一面が必ずある。
いっそその秘密に気づかなかったらどれだけいいだろう。いっそこのまま眠ってしまえればいいのに。
目を開くと、また偽りの世界が大きく口を開いて今か今かと俺達を待ちかまえている………。