禁断短編小説

□時には邪魔が入ってもいいかもね。
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あ、この空気………



キス……する、よな//??



俺はそっと瞼を閉じて、ハンギョンヒョンの首に回す腕の力を強めた。



あと、少し。もう少し。ハンギョンヒョンの存在が近くなる。馬鹿みたい、初キスする中学生みたいにドキドキしてる。



『なぁヒョク〜^^!!!!黒のニット帽貸して〜!!』



ドンヘの急な襲来を受けて俺たちはパッと体を離した。内緒にしている訳ではないが、やっぱりこういう姿をメンバーに見られるのは、恥ずかしい。赤面する俺たちとは対照的にドンヘは何事〜*´ω`*?とほぇーっとした顔をしている。



『?聞いてる?だから、ヒョク、帽子だって!!』



無反応の俺を見て、ドンヘが訝しそうな表情で俺の顔をのぞき込んで尋ねてきた。



『あ……ああ、そうだったな。ほら。』



ハッとした俺はドンヘに帽子を投げてやると『サンキュー!あと15分だから遅れんなよ〜^Д^』と言って、出て行った。



パッと来て、掻き乱してパッと帰る。ドンヘは本当に嵐みたいな奴だ。
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