禁断短編小説

□my start
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彼女の記憶が曖昧になってきた3ヶ月後、俺は思わぬ形で彼女と再会した。




それは年末に親戚一同、祖父母の家に集まっていとこ達とテレビを見ていた時だった。




テレビでは人気歌謡が放送されており、年下の東方神起に夢中な従姉妹が『オッパもSMEに入ってよ―!んでユノオッパのサイン貰ってきて(≧▽≦)!!』と無理難題を押し付けた。




将来歌手になりたいとは漠然と思ってはいたけど、まだ自分にそんな才能があるか、どんな所属事務所があるかすら知らない俺は苦笑するしかなかった。
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