禁断短編小説

□THE DAYS BEIND ME
4ページ/6ページ


パシンッ……!!


頬にジンと痛みが滲む。俺は一瞬何が起こったのか理解できなくて、上にまたがるヒチョルヒョンの顔を見た。

ヒチョルヒョンは自分で何をしたか分からないようで、呆然として少し震えているようにみえた。


『なんで……なんで泣くんだよッ……』絞り出すような声を出し、俺の薄い胸板を力無く叩く。


パタパタっとヒチョルヒョンの雨が俺の体に降り落ちた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ