禁断
短編小説
□THE DAYS BEIND ME
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口の中に生暖かくて、どろっとした鉄の液体が流れ込む。
苦さの中に微かな甘みのある、ドンヘの血。鎖骨のあたりが一番芳醇な味がする。
俺は別にSMプレイなど興味はないし、今まで付き合った奴の肌に歯をたてた事もない。
でもドンヘとこういう関係になってから、情事の最中あいつの耳の後ろから首筋まで甘噛みして、鎖骨に至った地点で、それこそ吸血鬼の様にズブッと歯をたてることが1つの習慣となっていた。
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