禁断短編小説

□THE DAYS BEIND ME
1ページ/6ページ


口の中に生暖かくて、どろっとした鉄の液体が流れ込む。


苦さの中に微かな甘みのある、ドンヘの血。鎖骨のあたりが一番芳醇な味がする。


俺は別にSMプレイなど興味はないし、今まで付き合った奴の肌に歯をたてた事もない。


でもドンヘとこういう関係になってから、情事の最中あいつの耳の後ろから首筋まで甘噛みして、鎖骨に至った地点で、それこそ吸血鬼の様にズブッと歯をたてることが1つの習慣となっていた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ