小説

□学園ヘヴン R18
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「ちょっ、ちょっ…中嶋さん!!」

「何だ」


今日も俺は生徒会室に来ていた。
もちろん、中嶋さんの手伝いをする為だ。




「な、なにするんですか!?」

しかし、何故か中嶋さんは怒っている。

「何を?ただお前を躾直そうと思ってな」

そしてそう言いながら黒いオーラを身に纏った中嶋さんに、壁に追いやられている。


「何か怒ってます!?俺、何かしましたっけ?」

「…」

「中嶋さ…」

「昼休みに何か無かったか、よく思い出してみるんだな」


昼休み?

今日の昼休み…?
何か変わった事は…







………あ








そういえば、昼は和樹と一緒だった。
しかも確か、抱き締められた記憶がある。

いや、あれは抱き締められたというか、つまづいた俺を和樹が捕まえてくれたんだけど。




もしかして、それ?







「…えーと、」

「思い出したか?随分遠藤と仲がいいんだな?」


「あ、あれは……!」

「理由など関係無い。お前と遠藤が抱き合っていたのは事実だろう」





そ、そんなぁぁあーーー!!


「ま、待って下さい!俺の話も聞いて…」

「問答無用だな」

中嶋さんが口端を歪めて笑った。
でも目が全く笑ってない。

怖い。
怖すぎる。




「お前は…男になら誰にでも尻尾を振るのか」

「そんな……あ!」


中嶋さんが俺の首筋に噛み付く。
ビックリして変な声が出てしまった。


「俺だけに懐くように躾たつもりだったが…足りなかったな」

「っ、………ひぅ」


中嶋さんが喋る度に息がかかってくすぐったい。

「……ん?もう息が上がっているみたいだな」

クックッ、と笑う。
恥ずかしいけど、もう俺自身は完璧に立ち上がっている。

こうして直ぐに反応する体にされたのだ。
中嶋さんに。



「いや、だ……中嶋さ…」

「啓太のいや、はもっとして欲しいという意味だからな」


スル、と中嶋さんの細い指が俺のネクタイを解いて、直接肌に触れる。


「あ……ぁ」

「ココに触って欲しいか?」

「ん、………ふぅ」


胸の突起に触れるか触れないかの所で行ったり来たりを執拗に繰り返す。


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