小説

□やられっぱなし R18
1ページ/3ページ



ルーク皇子が国に帰った次の日。
いつものように呼ばれるがままにクロードの部屋に行く。








「あっ…や、も、駄目…」

「駄目って事は無いだろう。ルークにあれだけ恥態をさらしておいて」

「だからそれは……うぅっ、」


ベッドヘッドに両手を縛られ、後ろから責められていた。
激しく指を出し入れしながら話すクロードの表情は伺えない。



「も、もう……ぁッ」

「お前は一体誰の物なんだ?誰に飼われて生きている?」


物…?

飼うって…俺は動物じゃ無いぞ。


「誰のって……んぁ!そんなの、俺は、俺のもの…ッひぅ」

「へぇ、よくもそんな口が聞けたものだな。誰のお陰でこの城にいられるのか忘れたのか」

ぐぃ、と中でクロードが指を曲げた。
イイ所に当たって、すぐにでも達しそうになる。


「護衛と…、っ体の約束だけで…お前の物になった覚えは……あぁッ!」

「…」

「第一、やるだけ目的なんだから…、俺の事なんか、どうでもいい…っんだろ」


途切れ途切れに言うルカの言葉を聞いて、クロードは無言で指を引き抜くと、息つく暇無くルカを貫いた。


「―――いぁあッ!!」

「…」

狭い入り口を無理矢理割って入った。
クロードが目を細める。



「や、あ…、待って…」

「お前は、何も解っていないようだなぁ?」

ルカに腰を打ち付けながら言う。

「お前の気持ちなど、関係無い…っお前は、俺の物だ」

「んな…無茶苦茶な…ぁ、あッ!」

「……っ、!」

クロードは眉を潜めると、ルカの最奥へと欲を放った。


「あ……ぁ、ッ」

中に放たれたのと同時にルカも吐精していた。
はあはあと肩で息を整えていると、すぐにまた後ろで律動が始まる。



「………ッ、ぇ…?」

「…」

「や、ちょっ…何?……ひぁんッ!」

達したばかりで敏感になっている中を激しく掻き回される。
びくびくと体が震え、自身がまた頭を持ち上げ始めるのが解った。

「待ってぇ……ッだ、だ…め、っ」

「何も、解ってないんだろ?解るまで、教え込むしか、ないからな?」


口端だけを釣り上げて笑っているクロードの顔が見なくても容易に想像出来た。



次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ