箱館他CP
□お父さんと一緒-U
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千代ヶ台場の昼下がり。
一室には父の三郎助と、美男兄弟の兄、垣太郎が二人きり
垣太郎「っ、ち…父上…はっ、ちょ、つ…」
荒く呼吸を乱す垣太郎
三郎助「…。」
垣太郎「ハァ、す、すみませ─…」
紅潮する顔を俯かせ、眼を伏せる
三郎助「……。」
垣太郎「ま、待って…」
三郎助「………。」
震える指先に駒を挟む垣太郎
三郎助「……。」
垣太郎「…うッ!」
体勢が崩れ、ポロッと畳へ駒が落ちた
三郎助「えぇえいっ!お前も、将棋で妙な声を出しおってぇえ!!
そのネタは英次郎がヤっておるわァっっ!!!」
怒り、将棋盤をひっくり返す父
垣太郎「ご、ごめんなさッ─…、さっき、英次郎がっ、淹れてくれたお茶、ッ、飲んでから…なんか…カラダが、熱くてッ…」
苦悶の表情で前のめりに踞る
三郎助「っ…、英次郎ォオオオーーーっ!!」
英次郎「はい父上〜っ!
あ、ヤダなぁ兄さんったら。こんな場所で油売ってたの?早く素直に僕のトコロ来ればよかったのに。
もー、媚薬入れた事くらい、さっさと気付いてよね」
満面の笑みで兄の肩を支えて部屋を出て行く弟
英次郎「父上、兄上の事は僕に任せて。僕がしっかり、楽にさせてあげますから」
三郎助「お前らとは二度と将棋せんわぁあああっ!!」
終
※弟は肉食系誘い受。
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