土×榎novel-SS
□にゃんにゃんしよ
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「にゃんにゃんにゃん」
「は?」
「今日は2月22日だよ」
「あぁ、だから?」
「だから、にゃんにゃん。しよ?」
「最近アンタ積極的だな。ツンデレはどこいったよ。ツンデレじゃ無くて単なるデレデレになってんぞ」
「…こんな時くらい、仲良くにゃんにゃんしたいと思っただけだよ」
「拗ねた顔して猫ミミ装着とか、用意周到だなオイ」
「…可愛くない?」
「べつに、可愛くないとは言ってねぇよ?ただ、俺的にはもう少し恥じらいっつーモノを持ってほしいと言うか…」
「因みに、尻尾付きハリボテとかも一応用意してたりして…」
「ソレ、テメェが愉しいだけで俺は気持ち良くねぇじゃん」
「じゃあ必要無い?」
「いや、そうは言ってねぇだろ?自前して来るとは思わなくて軽く引いちまっただけで…」
「土方くん、さっきから息荒くて煩いよ。怖い…」
「って、嬉しそうな顔してる時点でその台詞は台無しだぞ」
「にゃん」
「あーもー分ァった。もう面倒臭ぇよ。取り敢えず茶屋行くかー。」
終
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