土×榎novel-SS

□恋とは美しい勘違い
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ここでのコーヒーの役割は、お茶代わりでは無く寒さを凌ぐ為の言わば薬のような物だが、
濃いコーヒーの飲み過ぎは体によくない!と言われ、ここ数日は、どうしても減らせない摂取量の代わりに薄くする為に牛乳なんて物を入れるようにした。
しかしハッキリ言って自分の好みじゃない味に、口にするたび知らず眉間に皺が寄る。
そもそも、このコーヒーより遥かに体に悪いだろう酒を日頃から飲み過ぎてる奴の臓器は一体どうなんだ。
そしてこの牛乳とやらは、イマイチ馴染めない。が、
どうやら舌まで完璧に西洋化してる奴には好ましい味らしく。牛を飼いたい。とまで呟いていた。


「牛乳はカルシウムも取れるからいいんだよ?」


君のイライラも解消だね!
と言ったお前にイライラさせられているから、元も子もねぇじゃねぇか。

引きつる頬もそのままに、明日からは好きなものを好きに飲もうと心に誓った。






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自分の体を心配してくれた総裁の言う事を聞いてみたものの、よくよく考えれば納得出来ず耐えられなくなった副長。
総裁はきっとワザとじゃないです

要するに馬鹿っプル(笑)



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