文章Θ

□ヒメゴト。
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※18歳未満はバックプリーズ。
※いきなりヤってるので注意。








「ふ、ぅ、」

薄暗い室内に、濡れた音が響く。同時に上がる艶っぽい声に、僕の心拍数は上がる一方だ。
午後11時、仕事場。普段ならもう家に帰っている時間だが、今日は親に泊まり掛けで漫画を描く、と言ってある(ちなみに嘘を吐いたわけではない)。つまり、誰かに邪魔をされる心配はないわけだ。

「ん、ぁ…」

誘われるように、薄ピンクに染まった肌に手を這わせる。腰をするりと撫で上げれば、シュージンの躯はびくんと大きく跳ねた。同時にナカがぎゅうっと収縮して、僕の自身を締め付ける。

「シュージン? ナカ、きゅうきゅうしてる…」

「ふぁあっ…それ、やだぁ…ッ」

「…感じちゃうから?」

「〜〜〜ッ、」

僕が直接的な言葉を掛ければ、顔を羞恥で赤くして、目線を反らしてしまう。
快感が強いと喋り方が舌っ足らずになるところとか、恥ずかしがって顔を横に向ける仕草とか、そういう細かいことがいちいちかわいいと思えてしまうわけで。

「も、ほんと堪んないよ…」

「あ、あ、サイコ、…ひぁあ!」

声のトーンが変わった。イイトコロ、を掠めた合図だ。
以降、そこを重点的に攻めてやれば、泣きそうな声をあげてしがみついてくる。…限界が近いのだ。
かく言う僕も、シュージンのそんな姿を見せられたら余裕なんて吹き飛んでしまう。細腰を抱え直し、抜き差しするスピードを早める。

「シュージン、シュージン…!」

「や、ぁう、サイコー…ッ、ああッ!」

シュージンの自身に手を添え、抽挿に合わせて抜き上げてやる。レンズ越しじゃない瞳から涙がぼろぼろ零れていて、こんな状況なのにとても綺麗だと思った。

「はッ…ぁ、も、いく…!」

「ああ、俺も…ッ」

望まれるまま、最奥を抉れば。

「ぁ、あ!ああーーーーーッ!!」

「……っく」

シュージンは腹の上に、僕はシュージンのナカに、それぞれ欲を吐き出した。




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行為のあと、気を失ったシュージンが目を覚ましたのは、一連の後始末が終わってバスタブに浸かっているときだった。目覚めてすぐはぼんやりしていたが、お湯に浸かって僕に後ろから抱きしめられている状況に気付くと、僕の肩口に頬を擦り寄せてきた。

「躯、洗ってくれたんだな」

「ああ。汚しちゃったのは俺だからな」

にやりと笑って返せば、小さく『ばか、』と返ってくる。そうしてしばらく会話を楽しんでいたが、ふと、シュージンが目を擦ったのに気が付いた。

「シュージン。眠い?」

「あ、ああ、…うん。ごめん、サイコー…」

「いや、」

眠いなら寝ちゃってもいいよ。
促せば、大した抵抗も見せずにことんと眠りに落ちた。余程眠かったとみえる。
(ちょっと無理をさせた自覚もあるし、な)

「おやすみ、シュージン」

腕の中のぬくもりを抱きしめ直して、旋毛にそっと口付けた。




End





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