Νοｖёｌ
□ハルヒの忙しい日々
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―ﾁｭﾝﾁｭﾝﾁｭﾝﾁｭﾝ…―
「ん〜…よく寝た。」
時計を見ると、時刻はもうすぐで朝６時になるところだった。
自分は布団から起きて、布団を畳んで顔を洗った後に制服に着替えたら、まっすぐに朝食の支度をするために台所に向かった。
「今日の朝ご飯はどうしようかな？」
今日は昨日の残り物がなかったので、無難に卵焼きとご飯、味噌汁とちょっとしたおかずなどのメニューにした。
―ガラッ―
「ハルヒ〜おはよ〜。」
「おはよう、お父さん。」
寝室から出てきたのは、自分が父の日にプレゼントした『父Tシャツ』を着た、まだ眠そうにしているお父さん。
「あれ？お父さん起きるの早いね。もう少し寝ててもよかったのに。」
「ん〜たまには早起きでもしようかなって思ってね〜。」
お父さんはそう言うと、朝ご飯ができる間、ちゃぶ台の前に座って新聞を読み始めた。
朝食はいつもお父さんと一緒に食べていて、一日で一番と落ち着く時間。
そう…家を出てからが、自分の体力との勝負。
できることなら、この朝食の時間が永遠と続いてほしいと願わない日は、ほぼ無いと言ってもおかしくないと思う…