Swёеt
□一生一緒
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そこで、俺の見た人は
…長い黒髪の、綺麗な女の人だった。
―ドキンッ!―
「!!///」
扉を開けて、こっちを覗き込む女性のあまりの綺麗ように、俺は胸が高鳴ってしまった。
し、しまった…
ついハルヒ以外の女の人に、ときめいてしまった…
俺は心の中で、ハルヒに対する罪悪感でいっぱいになった。
と…とにかく、この状況をなんとかしなくては!
俺はドキドキしながらも、ハルヒに対する罪悪感でもやもやする変な心境の中、必死の思いで口を開いた。
「あっ、あの…」
でも、俺のうろたえた態度を見た女の人は、一瞬目を丸くした後
…まるで、花が咲くように笑った。
―ドキン!―
「!///」
笑うと、更に綺麗な人だなぁ‥‥って
ま、また俺っ!
ば、バカ!俺のバカっ!
またこの人にときめいてしまった俺は、心の中でそんなダメな自分を叱咤した。
すると
「‥‥おはようございます。今日はちゃんと早く起きてくれたんですね。感心しました。」
と、俺に笑いかけながら、目の前の女の人はそんなことを言った。
「えっ?」
なんだかその話し方が、俺に対して親しみを込めたような話し方で、俺は驚いた。
俺が困惑していることに気づかず、その人は、入ってきた扉を閉めながら
「まだ少し早いですから、ゆっくり支度しても大丈夫ですよ。式場に行くときの服は、出しておきますから。」
そんなことを言い残して、女の人は扉を閉めて行ってしまった。
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