Swёеt


□一生一緒
2ページ/12ページ




そこで、俺の見た人は






…長い黒髪の、綺麗な女の人だった。



―ドキンッ!―
「!!///」



扉を開けて、こっちを覗き込む女性のあまりの綺麗ように、俺は胸が高鳴ってしまった。




し、しまった…

ついハルヒ以外の女の人に、ときめいてしまった…




俺は心の中で、ハルヒに対する罪悪感でいっぱいになった。




と…とにかく、この状況をなんとかしなくては!



俺はドキドキしながらも、ハルヒに対する罪悪感でもやもやする変な心境の中、必死の思いで口を開いた。


「あっ、あの…」


でも、俺のうろたえた態度を見た女の人は、一瞬目を丸くした後


…まるで、花が咲くように笑った。



―ドキン!―
「!///」



笑うと、更に綺麗な人だなぁ‥‥って

ま、また俺っ!

ば、バカ!俺のバカっ!



またこの人にときめいてしまった俺は、心の中でそんなダメな自分を叱咤した。

すると




「‥‥おはようございます。今日はちゃんと早く起きてくれたんですね。感心しました。」



と、俺に笑いかけながら、目の前の女の人はそんなことを言った。



「えっ?」



なんだかその話し方が、俺に対して親しみを込めたような話し方で、俺は驚いた。

俺が困惑していることに気づかず、その人は、入ってきた扉を閉めながら



「まだ少し早いですから、ゆっくり支度しても大丈夫ですよ。式場に行くときの服は、出しておきますから。」


そんなことを言い残して、女の人は扉を閉めて行ってしまった。



━━━━━━━━━━━
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ