Swёеt


欲しいモノ
3ページ/12ページ



その言葉を聞いて、自分は全身の体温が急上昇したのを感じた。



な、ななな…っ!?///



「〜〜た、環先輩のバカッ!/////」



きっと、今の自分は真っ赤になってるだろう…

でも、環先輩に腕を抑えられているから、顔を隠せない。



「ハルヒ…想像しちゃった?」


「!!////」


「顔真っ赤〜可愛い!」


環先輩はそんな自分を見て、笑いながら聞いてきた。


「だ、誰のせい…っあ!」


言い返そうとしたら、また環先輩のキスが首に落とされた。


「んっ!せんぱ…やっ!」


首に時々走る、ちくっとした痛みも、環先輩なら甘く感じてしまう。

不本意だけど、イヤじゃないと思う自分もいる。


「…ハルヒ?」


「んっ…」


環先輩はキスを止めたかと思うと、自分の胸元のボタンを外しながら聞いてきた。


「俺に、今何して欲しい?」


「えっ?!///」


突然の質問に、自分は驚いて環先輩をじっと見てしまう。

でも環先輩は、自分の言葉をにこにこして待っている。



そ、そんなの分かってるクセに…っ!///



でも自分はそんな恥ずかしいことはもちろん言えなくて、頬が熱を持つ感覚を感じながらも、小声で呟いた。






「き…キス、とか?///」



「‥‥‥‥キス、だけ?」


「Σうっ!
えっ…えっと…」


すかさず突っ込んできた環先輩に、自分が戸惑っていると


「‥‥そっか。ハルヒはキスして欲しいのか。」


「えっ?」


顔を上げると、環先輩は、自分に向かってにっと笑ってきた。

何かと思うと、環先輩は自分の手を取って、指先にキスをしてきた。


―チュッ―


「えっ!先輩?///」


軽く音が鳴るキスを指先全てにされた後
手のひら、手首、腕…とキスをする度に段々場所が降りてきた。

キスをされた腕には、沢山のキスマークが刻まれていた。


「環先輩っ。なんかく、くすぐったいです!」


多分、ワザとそういう風にしているんだろう。

くすくす自分が笑っていると、環先輩も笑って


「ハルヒ、コレで足りるのか?」


また腕や肩にキスをしてきた。


「んっ!もぅ、離して下さいよっ。自分は、お風呂に入りたいです。」


この状況から逃げたくて、とっさに自分は考え無しにそう言うと



「あ!じゃあ、一緒に入ろっか!」


と、笑顔で環先輩は言ってきた。






「‥‥‥‥Σえっ!?」



━━━━━━━━━━━
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ