高杉クリニック企画小説

□友達っていいな!
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P.N.菖蒲さんからのお悩み

★配役

図書委員顧問→沖田先生
図書委員→管理人



――ここは、とある学校の図書室――



『沖田先生ー』


『こうして…こうで…こうか!』


『何ですかその本』


『江戸の拷問百科事典でさァ』


『………』


『で?アンタが俺に話しかけたって事ァなんかあるんですかィ?』


『あっはい…友達が出来るか不安で』


それ何回目?


それは言わんで下さい…みなさん新生活なんかで不安なんですよ!その不安を私達が少しでも和らげてあげたいじゃないですか!』


『へぇ…案外熱いんですねィ』


『え…熱いですか?熱あるのかな…』


(バカだ!!)


『ともかく新しい友達のつくり方…沖田先生考えて下さい!!』


『絶対服従のさせ方とかでいいなら』


いや全然違うんですけど


『はぁ…何でしょうねィ…趣味とかアピールしたらどうで?』


『趣味ですか』


『えぇ、アンタの趣味はなんでィ』


『んー…銀魂』


『具体的に』


床に寝そべりながら銀さんを眺めて妄想する事


とんだぐうたら野郎ですねィ


『具体的にって言ったから』


『他に趣味は』


『えー…絵を描くことですかね』


『それでさァ…そういう他の人にでもありそうな趣味で仲間を見つけなせィ』


『えー頑張りますけど…いるかなぁ寝そべりながら銀さんの妄想する人…』


そっちじゃねぇ


『え…違うの!!?』


『まぁアンタの友達は苦労してんだなって事は分かりやした』


『何で!!?』


『とにかく学校生活…頑張りなせぇ』


『え…あっはい』





友達っていいな!


菖蒲様、ありがとうございました



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